ふたごが生まれた日

2002年8月20日
今日はふたごの6歳の誕生日。
もう6歳か〜っていうより、まだ6年しか経ってないの?って感覚かも・・。いろいろありすぎたし(笑)
7月下旬。おなかの重みに耐えられなくなった私は、点滴を続けておなかの張りを抑えていた。トイレと洗顔以外は絶対安静。食事を取りにいくことも、売店に行くことも出来なかった。公衆電話まで行くのも、看護婦さんに頼んで車椅子で連れて行ってもらっていた。でも、ベッドの中で退屈なんて感じたことがなかった。
そこの病院では、高校の同級生が二人・先輩が一人看護婦として働いていた。そして同級生の奥さんが薬剤部にいて、中学の同級生が事務をしてた。大学病院なのにめちゃくちゃアットホームな病院だった。それに長男をとりあげてくれた助産婦さんも、私のことを覚えてくれてた。面会時間以外も誰かしらかまってくれていた気がする(笑)
入院が長かったから 一番奥の部屋の窓際のベッド。同室の人たちともすっかり仲良くなった。「消灯で〜す」と電気を消されても、カーテンあけっぱなしで夜遅くまでテレビを見ながら話をしていた。合宿所みたいな病室だった。
産科の病室は、深夜も3時間おきの授乳で落ち着かない。私は授乳がないから婦人科病棟だった。婦人科にはお産以外の病気の人も入院してた。おばあちゃんもいたし、すごく若い子もいた。つらい病気の話もきいたこともあった。でもみんな、私の出産を楽しみにしてくれて毎日いっぱい笑わせてもらった。

「赤ちゃん小さいね まだでてきたらかわいそうだね」先生がおなかにカメラをあてて、いう言葉はいつもこんな感じだった。おなかは長男のときよりずっと大きくなってるのに・・・。あまり気にしてはいなかったけど、点滴を引きずりながらトイレの帰り道 例の助産婦さんにちょっとこぼしてしまった。「赤ちゃん、小さいって言われちゃった・・・」すると助産婦さんは、私の肩をバン!と叩いてこう言った。
「あなたの体で普通の大きさの子二人産もうなんて無理なの!小さくても週数が満ちてれば大丈夫だから!」
・・・そんなに気にしてなかったはずなのに、ふ〜っと力が抜けた。無意識にプレッシャーを感じていたようで。なんで大きくならないのかな。このまま生まれてきたらどうなっちゃうのかな。障害とか残らないのかな。ちゃんと生きていけるのかな・・・。そんな思いが、気づかないうちに私の中でいっぱいになってた。はりつめてるときにやさしい言葉かけられると、泣きそうなくらいしみることがある。あのときの彼女の言葉がそうだった。

そして無事37週を迎え、張りも点滴で抑えられなくなり、緊急手術で二人は取り出された。
次男2356グラム、長女1876グラム。
今でもウーロン茶のペットボトルを持って思う。
「この子たち、このくらいの重さしかなかったんだな」
小児科の新生児室で、一日1時間の面会。だっこできるのは一日おき。体中に点滴されて、鼻に管入れられて、「今日は鼻から母乳を5cc飲みましたよ^^」って看護婦さんに言われて・・・。
その子たちが、もうこんなに大きくなりました^^
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Himawari/9043/evehal_0004.jpg
とっても仲良しでいつも一緒で、私も間に入れないと思うほど(^^ゞ
あなたたちがいるから、毎日とっても楽しいよ!

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彩

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