長男 点滴初体験

2002年7月3日
夜11時。
長男の喘息の発作が出始めた。
発作を抑える薬も飲んだし、吸入器も一日の上限まで使用してしまった。
このままでは苦しくて横になれないということで、大学病院に時間外で診てもらえるか電話してみると、わりとすんなり診ていただけることになった。
時間外に病院に行くかどうかは、ちょっと迷うところ。
「この程度なら昼間の外来まで様子みてもいいのに」と思われる程度の症状なのか、「どうして早くこなかったの?」という事態なのか、素人には見当がつかない。

まずは問診と聴診。
喘鳴が聞こえるとのことで、薬を吸入させてもらうことになった。フラスコみたいな容器からスチーム状の薬が出てくるのを、鼻と口を覆うマスクから吸入。
コレは効きそうじゃない!と、ちょっとはしゃぎ気味の長男と私。
これが止まるまであてててね、と看護婦さんが席をはずした時、元気な私もちょっと吸わせてもらったりした(笑)
長男も「まずい」と言いながらちょっと楽しそうだった。もちろん苦しいんだろうけど(^^;

吸入が終わり、再び聴診。
吸入する前より空気が入っている音は聞こえていたらしいが、このまま帰ってもしまた眠れなかったらかわいそうだから、1本点滴しましょう ということになった。
初めての点滴に、ビビる長男。
手の甲に針を刺され、ベッドに寝かされた。

それから約1時間半。
私たち二人にとって、とても貴重な時間だったと思う。
締め切られた個室に二人きり。
深夜といえど昼寝をたっぷりして眠れない長男と、いつもはPCかゲームに夢中になってる時間の絶好調の私。
テレビもないから、退屈しのぎは会話しかない。
普段もよく喋る子だけど、ゆっくり話したな と思えたのは久しぶりだった。
と言っても、たいした話はしてないけど・・・(^^;

点滴が終わり、長男もだいぶ楽になったようで、深夜1時半に帰宅。
また発作が起きたらきてくださいね と言ってくださった。
今さら変だけど、安心した。よかった。つれてきて
いいんだ・・・って。今までは発作が始まって涙を流して苦しんでるのを見ても、吸入器を使ってソファに座らせ、発作が治まって楽になる朝方まで、なにもできずに一緒に起きていることもあったから。

・・・そして翌日、長男は点滴を初体験したことを、嬉しそうにおばあちゃんや友だちに報告していたのでした(^^ゞ

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彩

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